2009 Fiscal Year Annual Research Report
生活科及び総合的な学習における教師の実践的力量形成のための研修プログラムの開発
Project/Area Number |
19530800
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Research Institution | Aichi University of Education |
Principal Investigator |
中野 真志 Aichi University of Education, 教育学部, 教授 (90314062)
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Keywords | 教育学 / 生活科 / 総合的な学習の時間 / 教師の実践的力量形成 / 研修プログラム |
Research Abstract |
平成20年度に引き続き、本研究に有効なデータを検討し整理するとともに、新しいデータ及び資料の収集を行った。平成21年5月、日本生活科・総合的学習教育学会の愛知県支部であるLES愛知の例会において、昨年度に作成したパワーポイントの研修資料(生活科)を検討し協議した。そして、これまでの研究成果に、この例会での協議及び検討結果を加え、日本生活科・総合的学習教育学会の第18回全国大会(鹿児島大会)で自由研究発表を行った。さらに、平成21年7月の日本カリキュラム学会においては、「デューイ実験学校における協同的なカリキュラム開発」というテーマで自由研究発表を行い、教師の実践的力量を向上させるためには、管理の強化よりも教師の知的自由に基づいた協同が重要であることを指摘した。 また、これまでに収集したデータと資料を活用しながら、総合的な学習の研修プログラムの開発に着手し、パワーポイントの資料を作成した。そして、このパワーポイントの資料を生活科と同じように、現職教員の校内研修や夏期研修、大学の授業等で使用し、検討と改善を行った。その研究成果は、日本生活科・総合的学習教育学会の第19回全国大会(京都大会)において、研究協力者である太町智教諭とともに発表する予定である。 本研究は理論と実践の統一を目指し、一般に利用可能なモデル的な研修プログラムの開発を意図してきたため、具体的な授業場面、子どもの具体的な姿、制作物、記録等の映像(写真等)を組み入れながら、「生活科設置の背景と要因、その後の経過」、「生活科及び総合的な学習のカリキュラムと年間指導計画」、「生活科及び総合的な学習の単元構想と授業づくり」、「生活科と総合的な学習の接続と発展」、「学校全体のカリキュラムにおける生活科と総合的な学習の位置づけ」、「生活科及び総合的な学習の評価」等の内容を含めることとなった。
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Research Products
(4 results)