2007 Fiscal Year Annual Research Report
3Dアニメーションを中心としたCG表現指導法の開発
Project/Area Number |
19530805
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Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
上山 浩 Mie University, 教育学部, 教授 (90223510)
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Keywords | 子どものCG表現 / 3Dアニメーション / メディアリテラシー / モデリング / PBLチュートリアル / ピア・サポート / 美術教育 / 表現技術 |
Research Abstract |
本研究は,小学校高学年の図画工作科および中学校の美術科などの普通教育の課程における正課の授業において,3Dアニメーションの制作を教材として広く実施可能とするための基礎研究である。その方法として,PBLチュートリアルに着目し,それを実現するために,指導を受けた経験のある上級生などをチュータとすることを想定し,いわゆる学習者どうしのピア・サポート的なチューティングの導入を目指すことがその具体的な目的である。その目的に沿って,本年度は,以下を実施した。 ・PBLチュートリアルおよび,ピア・サポートの概念と,その関連事項を明らかにし,3Dアニメーション制作の教育活動との関係を考察した。その結果,表現技術の指導のあり方にっいての指標を得た。 ・従来からのシステムを引き継ぎ,教育必要な教育環境システム(ハードウエア・ソフトウエア・指導法)を改良した。 ・学習者の同僚を(学習経験者)をチュータとした実験授業を行い,ピア・サポート的なチューティングに必要なデータを収集した。特に「3Dアニメーション制作のチューティングに必要な能力,知識」「チューティングのコーディネート方法」「制作の指導を通してのチュータ養成の方法」等を明らかにするための指標を得た。 これらの内容は,途中経過として,美術教育学(美術科教育学会誌)第29号に論文として投稿し掲載された。また,群馬大学で開催された第30回美術科教育学会全国大会にて,平成20年3月30に口頭にて発表した。
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