2008 Fiscal Year Annual Research Report
幼小中一貫メディア・リテラシー教育--モデルカリキュラムの開発--
Project/Area Number |
19530827
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Research Institution | Fukuoka University of Education |
Principal Investigator |
寺岡 聖豪 Fukuoka University of Education, 教育学部, 教授 (80253368)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
赤沢 早人 奈良教育大学, 教育実践総合センター, 准教授 (50380374)
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Keywords | メディア・リテラシー教育 / カリキュラム / NIE / 言葉 |
Research Abstract |
本研究は、研究代表者および研究分担者ならびに連携研究者が幼児教育から小学校教育、中学校教育までの教員養成課程を包含する教育系単科大学の教員であるという特性を踏まえて、幼稚園から小学校、中学校までを網羅したメディア・リテラシー教育の系統的なカリキュラムを開発することを目的とするものである。 本研究では平成20年4月よりほぼ毎月、研究会を行った。4月から8月まではメディア・リテラシー教育を教員養成において取り上げる方法について、それぞれが担当している授業をもとにして分析した。その結果は『日本教育大学協会研究年報』(第27集2009)に掲載された。続いて、4月から9月まではもう一つ、幼児教育段階におけるメディア・リテラシー教育について検討した。北野は保育の方法と技術について考察し、赤沢と寺岡は保育の場で実践できるメディア・リテラシー教育の具体例を提案した。その成果は、『遊び・生活・学びを培う実践力の向上をめざして』(北大路書房、2009)として刊行される予定である。また6月から11月まで、赤沢と寺岡は平成19年9月から平成20年3月まで宗像市立大島小学校で作成した『大島元気ッ子新聞』の実践を考察し、目本NIE学会第5回大会において報告した。さらに平成20年10月より12月にかけて、「話し言葉と書き書葉」について考える授業を小林、北野、赤沢、寺岡の4人で考案し、寺岡が12月に福岡教育大学附属小倉小学校と中学校で、授業を行った。その際、附属小倉小学校と中学校の教員に助言を求めた。 平成19年度および平成20年度の活動を振り返って、中間まとめとして、赤沢はメディア・リテラシーのカリキュラムに関する関連文献を収集・分析し、幼・小・中学校のそれぞれについての「学習活動パッケージ」(第一案)を作成した。また、メル・エキスポ2009、において、寺岡と赤沢は「学習活動パッケージ」の一部をポスターセッション形式で発表した。
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Research Products
(7 results)