2007 Fiscal Year Annual Research Report
複式教育における創造性を育む算数科の「授業構成」の研究
Project/Area Number |
19530831
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
平岡 賢治 Nagasaki University, 教育学部, 教授 (10315210)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮内 香織 長崎大学, 教育学部, 准教授 (00432964)
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Keywords | 複式教育 / 算数科 / 授業構成 / 創造性 |
Research Abstract |
本研究は、複式授業における「わたり」と「ずらし」の位置づけ、創造性を育む教材の開発とその活用方法、「授業理解の枠組み」を用いて算数科の複式授業のあり方を明らかにすることを目的としている。平成19年度は、対馬(1校)、壱岐(1校)、上五島(2校)の複式学級を有する小学校4校の協力を得て、複式授業の学習指導案の協議、授業実践、授業研究を継続的に行ってきた。 「わたり」と「ずらし」の位置づけは、「授業理解の枠組み」を用いて子ども達の算数的活動の視点から授業の図解化・分析を行い、学習指導案や授業研究の中で「わたり」「ずらし」を、教師の経験ではなく子ども達の算数的活動の視点から判断できる基準について研究を進めている。同時に、先生方に教材の数学的価値と活用の理解を深め、創造性を育む授業のあり方について実践的な研究を進めている。成果の一部は、研究発表、学会発表で行った。 この結果、4校の授業では教師の授業力アップのテーマのもとで積極的な協力を得ており、来年度も継続して授業研究を続けることになっている。それぞれの学校においても職員室での話題が教材や授業展開、子ども達の活動などが多くなり、子ども達の授業への態度も変容しているという。また、上五島では2つの小学校が共同で授業研究を行い、それぞれの学校の授業スタイルへの構築に取り組みを行われている。
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