2007 Fiscal Year Annual Research Report
ブルーム理論を導入した創造性育成を主とする体系的情報教育の方向性と知識の構造化
Project/Area Number |
19530837
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Research Institution | Kawamura Gakuen Woman's University |
Principal Investigator |
本村 猛能 Kawamura Gakuen Woman's University, 教育学部, 教授 (70239581)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
角 和博 佐賀大学, 文化教育学部, 教授 (80145177)
森山 潤 兵庫教育大学, 大学院・学校教育研究科, 准教授 (40303482)
内桶 誠二 流通経済大学, 流通情報学部, 教授 (10042699)
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Keywords | 情報教育 / カリキュラム / 評価 / ものづくり / 構造化 / 認知 / 観察 / 解釈 |
Research Abstract |
本研究は学習過程における「知識の構造化」の診断を通して,ものづくりの観点を考慮に入れながら,情報教育のカリキュラム評価と体系化の在り方を検討することを目的とする。 カリキュラム編成はその評価も重要で,我々は1971年以降のブルーム(Bloom,B.S)等による「認知・精神運動・情意」領域を精査した教育評価理論(taxonomy of educational objectives)を念頭に据え,2001年以降のペレグリーノ(Pellegrino,J.W.)の評価理論の新たな視点を踏まえ,平成12年度以降の継続研究を検討した。これら一連の評価理論を考慮し検討することは,情報教育のカリキュラム改善ばかりでなく,「ものづくり」という観点で共通する工業・技術教育にも重要なヒントを持つと考えた。 その結果,情報教育の内容が科学的要素よりスキル要素に,情報の科学的理解より情報社会参画に傾斜する傾向があった。 また,カリキュラム内容が,情意領域の価値・適応,認知領域の応用,精神運動領域の創造への学習段階まで達成し構成されているとは言えず,学年段階に応じたカリキュラムの吟味が必要である。 ペレグレーノ評価理論の『学習者の診断・教授方法の改善・学習プログラム自体の評価』の3目標と『認知(Cognition)・観察(Observation)・解釈(Interpretation)』の3つの理論的枠組みで今後検討すべきことが示唆された。
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