2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19530851
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Research Institution | Okinawa International University |
Principal Investigator |
望月 謙二 Okinawa International University, 総合文化学部, 教授 (30370068)
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Keywords | PBL / コミュニケーション / 真正の評価 / パフォーマンス評価 / ポートフォリオ評価 |
Research Abstract |
新学習指導要領におけるキーワードでもある「習得」「活用」「探究」の内、「活用」「探究」は、PBLとの関係の深さが指摘できる。今年度は「活用」と「評価」に注目しつつPBLに関する調査研究・学会発表を行ったので主なものを以下にあげておく。 1 筑波大学附属小学校においては「第3回国語授業づくりセミナー」に参加。「活用」とPBLという教育方法との関係性が明確になった。 2 京都市立御所南小学校における研究会に参加。読解科という新たな教科内容がPBLにおけるコミュニケーション指導に応用可能だと考察できた。 3 教育目標・評価学会第19回大会において、「国語科教育における『活用』の問題」という題目で発表。PBL形式の授業における評価方法に関して考察結果を報告した。 以上のような調査研究・学会発表等の中で明らかになったことは、PBLという教育方法でコミュニケーション指導を行う場合には、 1 国語の授業において意識的に導入されつつある「ツール」・「技術」と呼ばれるものに対する評価を明確にすること。 2 「真正の評価」の概念を導入していくこと。 3 「パフォーマンス評価」・「ポートフォリオ評価」を導入していくこと。 4 「複眼的評価」という視点を導入していくこと。 の4点が重要であるということである。
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