2008 Fiscal Year Annual Research Report
大学における障害学生学習支援のためのeラーニングアクセシビリティとユーザビリティ
Project/Area Number |
19530857
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
熊井 正之 Tohoku University, 大学院・教育情報学研究部, 准教授 (60344644)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡部 信一 東北大学, 大学院・教育情報学研究部, 教授 (50210969)
中島 平 東北大学, 大学院・教育情報学研究部, 准教授 (30312614)
内由 愛 富士常葉大学, 保育学部, 助教 (60509230)
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Keywords | eラーニング / 障害学生学習支援 / 高等教育機関 / アクセシビリティ / ユーザビリティ |
Research Abstract |
1. 高等教育機関におけるeラーニングと障害学生対応の関係の全国調査を実施した。eラーニング教材を用いた学習が他の形態での学習と関連していること、さらに学習がその学生の学内における生活等とも密接に関連していること、対応の必要性と対応実施の程度の双方を利用者である障害学生の立場から把握することが求められていることから、eラーニング以外の学習、さらに学習以外の側面における対応まで含めて総合的に、障害学生を対象に調査した。具体的には、講義ノート作成や講義の録画・録音支援、教室講義におけるメディア教材、反復・個別・住宅学習用のeラーニング教材の利用、レポート・試験支援、ゼミ・実験・実習支援、授業履修支援、カウンセリング、居場所提供、自己啓発や当事者グループ情報提供、ピアサポート、職業適性アドバイス、就職活動支援等を調査した。 2. 障害学生にとっての高等教育機関とeラーニング教材のアクセシビリティとユーザビリティについての検討を進めている。具体的には、eラーニング公開部分と、一部のアクセス可能な非公開部分を対象に、アクセシビリティについてはDocument-based methodsとAutomated evaluationを組み合わせた(ガイドライン準拠の評価アルゴリズム自動化プログラムを用いた)分析、Cognitive walkthroughs(シナリオを用いた)分析、Performance-related measurements(障害学生を対象とした)分析を実施した。また、ユーザビリティについてはCognitive walkthoughsとPerformance-related measurementsにより、ユーザビリティ構成要素effectiveness、efficiency、satisfactionについて分析した。
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Research Products
(7 results)