2008 Fiscal Year Annual Research Report
地域の特性に応じた特別支援教育コーディネーター養成研修事業の確立に関する研究
Project/Area Number |
19530874
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Research Institution | Naruto University of Education |
Principal Investigator |
八幡 ゆかり Naruto University of Education, 大学院・学校教育研究科, 教授 (00211269)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井上 とも子 鳴門教育大学, 大学院・学校教育研究科, 准教授 (70437664)
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Keywords | 特別支援教育 / 特別支援教育コーディネーター / 関係機関の連携支援体制 |
Research Abstract |
徳島県の地域性を活かした特別支援教育コーディネーター(以下,コーディネーター)養成研修事業を確立し,大学と行政,学校の連携支援体制を構築するために次の研究計画に基づき実施した。 1)地域支援のための連携支援体制構想を明確にする。 (1)9月に,日本特殊教育学会でシンポジウムを開催して,行政(徳島県立総合教育センター),学校(附属特別支援学校・中学校)・大学の立場からネットワークづくりに向けた現状と課題について検討した。また,フロアーから他の自治体の連携状況について意見を求めて比較検討した。 (2)県教育委員会の後援を受け,市町村教育委員会に特別支援教育推進事業のアンケートを実施した。地域連携協議会の運用は不十分であり,引き続き県教育委員会と共同して検討していくことにした。 2)コーディネーター養成研修計画を適切にする。 (1)県立総合教育センターで研修を受けているコーディネーター(全校種・経験1年目から4年目以上)にセンターと共同でアンケートを実施した。その結果,個別の指導計画の作成や個別の教育支援計画の策定に課題があり,次年度の研修計画の中心に据えることにした。 (2)コーディネーターを対象に大学で公開講座を開催した。 3)特別支援学校のセンター的機能を確立する。 (1)附属特別支援学校支援部のセンター的機能として,大学教員と一緒に通常学校教員を対象に研修を実施し,その成果を研究大会で発表した。 (2)県立特別支援学校の研修生を受け入れて,センター的機能を充実させるための学校経営の効率化,特に校内支援体制の再構築について指導した。 4)コーディネーターや関係機関へのフォローアップ体制を確立する。 大学と附属特別支援学校,県立総合教育センターとの連携のもと,当該学校にアドバイスに赴いたり,沿革指導を行った。
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Research Products
(13 results)