2009 Fiscal Year Annual Research Report
読み書き障害児における視知覚機能評価法の開発と指導法の確立
Project/Area Number |
19530878
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Research Institution | Sakushin Gakuin University |
Principal Investigator |
松本 秀彦 Sakushin Gakuin University, 人間文化学部, 准教授 (70348093)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
諸冨 隆 作新学院大学, 人間文化学部, 教授 (60003951)
服部 美佳子 作新学院大学, 人間文化学部, 教授 (70438737)
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Keywords | 教育系心理学 / 生理心理学 / 読み書さ障害 / 視覚認知機能 / 定常視覚誘発電位 |
Research Abstract |
視覚機能評価:視知覚処理の初期過程の潜在的特性を明らかにできるパターンリバーサルSSVEP測定システムの開発と学齢期(小学生)を対象とした実験を行った。また、課題遂行の負担軽減方法のとした脳波能動電極の導入とそのデータ整合性、およびビデオオーバーラップ刺激事態の改変については十分な検討が行えなかった。 漢字の読み書きに関する指導:服部により、WISC-III、K-ABC等による知能検査のプロフィールに基づいた学習教材、学習形式を個々に開発した指導実践が行われた。少人数の個別指導集団において学習指導が実施され、通常学級における学習活動に活かすことができる学習スキルの習得を同時に目指した。算数文章題の困難なケースにおいては、文章の読解力の指導が必要であることや、漢字書字の困難においてはひらがなカタカナ学習のレベルでのつまずきが認められた。漢字書字の困難や読みの困難において、学校において初歩的なレベルの学習スキル習得から積み上げる必要性が考えられた。 平成22年度に学会発表および論文として発表準備を行っている。
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Research Products
(4 results)