2007 Fiscal Year Annual Research Report
2次元複素双曲空間に作用するPU(1,2;C)の離散部分群に関する研究
Project/Area Number |
19540204
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Research Institution | Okayama University of Science |
Principal Investigator |
神谷 茂保 Okayama University of Science, 工学部, 教授 (80122381)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山崎 正之 岡山理科大学, 理学部, 教授 (70174646)
示野 信一 岡山理科大学, 理学部, 准教授 (60254140)
竹中 茂夫 岡山理科大学, 理学部, 教授 (80022680)
村上 悟 岡山理科大学, 理科部, 教授 (40123963)
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Keywords | 離散群 / 複素双曲空間 / PU(1,2;C) / complex hyperbolic triangle group / regular elliptic |
Research Abstract |
1.2次元複系素双曲空間に作用するPU(1,2;C)の部分群がscrew parabolicな元をもつ場合に対する複素双曲版清水の補題を示しこの結果と既知の結果との比較を行った。またこれを用いてprecisely invariant regionを与えた。 2.2次元複素双曲空間に作用するPU(1,2;C)の部分群として特に(n,n,∞)-型のcomplex triangle groupの離散性にいて考察した。Pratousevitchは、出版予定の論文"Non-discrete complex triangle groups of type(n,n,∞)"において(n,n,∞)-型のcomPlex triangle groupの生成元の積がregular ellipticの時は離散的ではないことを示した。Pratousevitchの結果を具体的な区間として与えた。しかしnが8以下の場合はこの積はregular ellipticにはならないことがわかり、Pratousevitchの結果を離散性の判定には使えないことを示した。nが8以下の場合を含めnが一般の場合に複素双曲版清水の補題を用いて上記の(n,n,∞)-型のcomplex triangle groupが離散群にはならない区間を示した。この結果はPratousevitchの結果と相補うような区間を示している。 3.(n,n,∞)-型のcomplex triangle groupのそのtraceが実数になるような特別な元たちに注目しその元たちがいつregular ellipticになるかを考察した。このことによりSchwartzが研究した(∞,∞,∞)-型のcomplex triangle groupとは状況が異なることが分った。
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Research Products
(5 results)