2007 Fiscal Year Annual Research Report
CC/NETを使ったXMLベースのオールインワンDAQの研究開発
Project/Area Number |
19540314
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Research Institution | High Energy Accelerator Research Organization |
Principal Investigator |
井上 栄二 High Energy Accelerator Research Organization, 素粒子原子核研究所, 技師 (10391723)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安 芳次 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 主任技師 (00391730)
仲吉 一男 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 技師 (80391746)
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Keywords | 素粒子実験 / 物性実験 / ソフトコンピューティング / ネットワーク / Eclipse / DAQ / ミドルウェア / GUI |
Research Abstract |
本研究では、CC/NETを使ったオールインワンDAQシステムの研究開発を進めてきた。このDAQシステムは、高エネルギー加速器研究機構において測定器開発室のプロジェクトとして進行中のDAQミドルウェアをベースにしている。その中で今年度は、DAQオペレータとユーザとの間の操作を容易にするためのGUIプログラムの設計、作成および動作試験を行っている。DAQオペレータとは、DAQミドルウェア全体をコントロールするためのDAQコシポーネントである。我々は、GUIプログラムを作成するに際して、使用する言語やツールについて検討した。DAQミドルウェアは産総研で開発中のRTミドルウェアを基にして構築している。我々は、産総研のRTミドルウェア開発部門と共同研究を行っており、DAQミドルウェアの開発研究の結果を産総研にフィードバックし、RTミドルウェアの開発に貢献している。産総研のRTミドルウェア開発グループでは、使用するツールをEclipseを使って開発を進めている。そこで我々のオールインワンDAQのGUI開発も、産総研の開発の方向と合わせておいた方が、今後の作業をやり易くすることになる。この点を考慮して、我々はオールインワンDAQのGUIを、Eclipse RCPを使って開発することにした。徒来のEclipseでは、アプリケーションの実行時にEclipseの本体全てを使用していたために動作が重いといった弊害があった。しかし、最新のEclipse RCPでは、旧バージョンのEclipseとは違って、実行時に本体全てを使用する必要はなく一部分だけをアプリケーションとして実行できるので、軽快に動作するアプリケーションを作成するととができる。さらに、作成したアプリケーション上での操作によりアプリケーション自身をWebアップデートすることもできるので、アプリケーションの配布の方法が容易でユーザおよびサポートする側の負担が軽くなるという利点もある。我々はEclipse RCPを使ったGUIアプリケーションを作成し、DAQミドルウェアとの間で、その動作試験を行っている。
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Research Products
(8 results)