2008 Fiscal Year Annual Research Report
CC/NETを使ったXMLベースのオールインワンDAQの研究開発
Project/Area Number |
19540314
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Research Institution | High Energy Accelerator Research Organization |
Principal Investigator |
井上 栄二 High Energy Accelerator Research Organization, 素粒子原子核研究所, 技師 (10391723)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安 芳次 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 主任技師 (00391730)
仲吉 一男 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 技師 (80391746)
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Keywords | 素粒子実験 / 物性実験 / DAQ / ミドルウェア / GUI / ネットワーク / 分散 / XML |
Research Abstract |
本研究の目指すところは、DAQミドルウェアをベースにしたオールインワンDAQシステムの研究開発を行うことである。この内、今年度はGUIからDAQミドルウェア全体の制御を行う部分の設計、作成およびCC/NET読み出しを行う部分の設計、作成および動作試験を行った。GUIとDAQミドルウェアとの間はWebベースでアクセスできるように設計した。従って、取扱が便利であり、今後の拡張や設計変更はやり易くなっている。CC/NET読み出し部のReaerコンポーネントは設計をし直して、リモートマシンからのCC/NET読み出しを可能にしているので、GUIが動作しているマシン、DAQミドルウェアが動作しているマシン、およびCC/NETはネットワーク上のどこかに接続されてさえいればよい。どこからでも読みだすことができる。更には、DAQミドルウェアの各コンポーネントも分割して別々のマシン上で動作させることもできる。まさに、分散型のDAQシステムを構成できた。我々は、GUIおよびCC/NET読み出し部の設計、作成を行い初期の仕様どうりの機能を満たすシステムを完成することができた。DAQシステム構成はXMLファイルに記述してダイナミックに行えるので、システム構成の変更は手軽に行うことができる。DAQミドルウェアは、コンポーネント毎にDAQの機能が分けられているので、ソフトウェアの再利用がし易い。また、機能の追加はコンポーネントの追加をすることで容易に実現できるのでシステムの拡張性が高い。DAQミドルウェアを使うことにより簡単に信頼性の高いDAQシステムを構築することを実証した。
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Research Products
(6 results)