2008 Fiscal Year Annual Research Report
アト秒レーザーパルスを用いた超高速原子過程の実時間分析と制御
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19540416
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| Research Institution | The University of Electro-Communications |
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Principal Investigator |
森下 亨 The University of Electro-Communications, 電気通信学部, 助教 (20313405)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡辺 信一 電気通信大学, 電気通信学部, 教授 (60210902)
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| Keywords | 強レーザー / アト秒 / 電子相関 / イメージング |
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| Research Abstract |
相関の強い多電子原子のレーザー場中での実時間ダイナミクスを見通しよく記述するため,“時間依存超球座標緊密結合(TDHSCC)法"の計算コードの改良を行い,強レーザー場中の多電子相関について分析を行った.また,関連する研究として強レーザーによって誘起される再衝突電子パルスを利用した原子・分子のイメージングに関する考察を行った.強レーザーによる原子のイオン化スペクトルおよび高次高調波スペクトルから,原子固有の物質量である散乱断面積を抽出することが可能であることを,厳密数値計算および実験結果から確かめ,学術論文として公表した.
Siegert法を用いて超高強度真空紫外パルスによる負イオンのイオン化スペクトルについての厳密計算を行い,分析を行った.超閾イオン化ピークに現れる新奇な振動構造を見出し,それが,異なる時間に起こる放出電子の量子力学的干渉であることを明らかにし,学術論文として公表した.
BECを用いた原子干渉計における多体効果の解析をC. N. Liu教授と共同して行った.幾つかの提案されている干渉計についてどのような多体効果が現われるかをHusimi表示を用いて考察した.直観的には予期できないコントラスト回復が起こることなどを例に、原子間相互作用の影響を示し、学術論文として公表した.
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[Journal Article] Large angle electron diffraction structure in laser induced reseattering from rare gases2008
Author(s)
D. Ray, B. Ulrich, I. Bocharova, C. Maharjan, P. Ranitovic, B. Gramkow, M. Magrakvelidze, S. De, I. V. Litvinyuk, A. T. Le, T. Morishita, C. D. Lin, G. G. Paulus, C. L. Cocke
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Journal Title
Phys. Rev. Lett. 100
Pages: 143002-1, 043002-4
Peer Reviewed
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