2008 Fiscal Year Final Research Report
Glass transition and dynamic correlation length
Project/Area Number |
19540432
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Biophysics/Chemical physics
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Research Institution | University of Tsukuba (2008) Kochi University of Technology (2007) |
Principal Investigator |
MIYAZAKI Kunimasa University of Tsukuba, 大学院・数理物質科学研究科, 准教授 (40449913)
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Project Period (FY) |
2007 – 2008
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Keywords | 化学物理 / 統計力学 / 物性基礎論 / ガラス転移 / 臨界現象 / モード結合理論 / 動的相関長 |
Research Abstract |
ガラス転移は、見かけ上、熱揺らぎの相関は何ら異常を示さないにもかかわらず、緩和時間や粘性係数は発散をするという点で、普通の臨界現象とは非常に異なっている。最近の実験と数値実験により、この緩和時間の発散の陰には、動的な不均一性と、その不均一性に起因する動的相関長が存在することがわかってきた。この動的相関と遅いダイナミクスの関係、そしてガラスと同じくアモルファス状態を作るがその起源が大きく異なると思われているゲルの動的相関に注目した研究を行った。
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