2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19540530
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Research Institution | Japan Atomic Energy Agency |
Principal Investigator |
近藤 貴 Japan Atomic Energy Agency, 核融合研究開発部門, 研究主幹 (70360427)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
波多江 仰紀 独立行政法人日本原子力研究開発機構, 核融合研究開発部門, 研究副主幹 (10343914)
河野 康則 独立行政法人日本原子力研究開発機構, 核融合研究開発部門, 研究主幹 (90354589)
杉江 達夫 独立行政法人日本原子力研究開発機構, 核融合研究開発部門, 研究主幹 (50360425)
草間 義紀 独立行政法人日本原子力研究開発機構, 核融合研究開発部門, 研究主幹 (70343902)
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Keywords | プラズマ・核融合 / 高性能レーザー / 光源技術 / 燃焼プラズマ計測 / 炭酸ガスレーザー |
Research Abstract |
(1)パルス炭酸ガスレーザーの改造 燃焼プラズマのアルファ粒子計測に必要となるパルス炭酸ガスレーザーの出力(出力エネルギーと繰り返し周期)を得ることを目的として、高繰り返し周期を得るために電源の改良を実施した。6連結しているガス励起電極部を、従来は3台の電源より給電していた。平成19年度は、2つのガス励起電極部について2倍の周;期で放電できるように、追加電源1台を製作した。これにより、実際のアルファ粒子計測に向けて、レーザーの出力増強が可能になった。また、レーザーパルス後半で発振周波数が変移(マルチモード発振)するために、正常な散乱信号が得られないという問題があった。これを解決するために、種レーザーとパルスレーザーの間にアイソレーターを挿入し、パルス炭酸ガスレーザー出力が種レーザーに入らないように光学系を設計し、光学機器の調達を行った。これにより、パルスレーザーの発振周波数の安定化が可能になる。 (2)JT-60Uトカマクにおける協同トムソン散乱測定法の実証 協同トムソン計測法によるアルファ粒子計測法の実証は国際的に期待されており、これを実証するためにレーザー光をJT-60Uプラズマに入射して散乱光を受信することが目的である。受信システムについては完成していたが、平成19年度は(1)のパルス炭酸ガスレーザーの改造について、電源の製作に時間を要したため、電源と光学機器の設計及び調達で終了した。実証実験を実施するのは平成20年度となる。
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