2008 Fiscal Year Final Research Report
Development of metal complexes that specifically recognize both nucleobases and higher-order structures of nucleic acids, and their recognition mechanism
Project/Area Number |
19550086
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Analytical chemistry
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Research Institution | Toyohashi University of Technology |
Principal Investigator |
SAITO Yoshihiro Toyohashi University of Technology, 工学部, 准教授 (00303701)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
JINNO Kiyokatsu 豊橋技術科学大学, 工学部, 教授 (60124731)
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Co-Investigator(Renkei-kenkyūsha) |
JINNO Kiyokatsu 豊橋技術科学大学, 工学部, 理事/副学長 (60124731)
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Project Period (FY) |
2007 – 2008
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Keywords | 試料前処理 / マイクロ化 / 細繊維 / ニードル / 誘導体化反応 / 抽出 |
Research Abstract |
本研究では、従来法の欠点を同時に克服するとともに、抽出後の試料を常温保存可能とする、注射針形状のマイクロ試料前処理デバイスを開発した。特殊な形状を有する針の内部に、数百本の耐熱性合成細繊維を針の軸方向と平行に、かつほぼ均一に充填し、これにより、針内の通気性をコントロールし、更に、繊維表面に被覆したポリマー層で誘導体化反応を進行させることにより、アルデヒド類等の誘導体化反応と誘導体化生成物のポリマー層への抽出を同時に行うことができる。この試料前処理針は、汎用の検知管用ガス採取器のみで試料採取が可能であり、また、試料を採取した針はそのままガスクロマトグラフの試料注入口へ挿入し、分離分析が可能なことから、複雑な試料採取操作・分析前脱着操作が不要であるという優れた特徴も有している。 本研究では、アルデヒド類のみならず、その応用例として、酸化エチレンの誘導体化およびその同時抽出を達成しており、微量揮発性環境汚染物質のオンサイト分析に有用な新規技術であることを立証した。
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Research Products
(7 results)