2007 Fiscal Year Annual Research Report
高性能な糖分析用充填剤の開発と糖鎖関連糖類分析への応用
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19550095
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Research Institution | Tokyo Medical University |
Principal Investigator |
花田 尊子 (増田 尊子) Tokyo Medical University, 医学部, 助教 (50229374)
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Keywords | 高速液体クロマトグラフィー / イオン交換樹脂 / 糖類 |
Research Abstract |
HPLCによる糖類のより高性能な分離・分析法を確立するため、クロロメチルスチレン-ジビニルベンゼン共重合体担体(粒径5μm)と様々な三級アミン類との反応により、結合部の窒素原子のみ四級化したモノカチオン型充填剤と、さらに末端の窒素原子も四級化したジカチオン型充填剤を開発し、分離性能と充填剤との相互作用を検討することを目的としている。各充填剤の分離性能の比較には、それぞれの正確なイオン交換容量(mmol/g)が必要となる。しかし、四級化した窒素原子を二つ有するジカチオン型充填剤の場合、元素分析(N%)では正確なイオン交換容量を求めることは難しい。 平成19年度の研究では、開発したモノカチオン型充填剤のイオン交換容量を算出するため、沈殿滴定の一つである銀滴定(Mohr法)で充填剤のカウンターイオンCl^-の定量を行った。Mohr法により求めたイオン交換容量は、AgNO_3標準溶液とNaCl標準溶液の濃度をともに0.01Mにすると、平均0.93mmol/gと求められ、元素分析値(N%)から予め求めたイオン交換容量0.94mmol/gとほぼ一致した。以上の結果から、四級アンモニウム塩型充填剤のイオン交換容量測定には、カウンターイオンCl^-を定量するMohr法が有効な方法であることが明らかとなった。今後、ジカチオン型充填剤を新たに開発し、その正確なイオン交換容量を求め、モノカチオン型充填剤の分離性能との詳細な比較を行う予定である。
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Research Products
(1 results)