2008 Fiscal Year Annual Research Report
ハイパーブランチポリマー群の設計と次世代光学材料の創製
Project/Area Number |
19550119
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
石津 浩二 Tokyo Institute of Technology, 大学院・理工学研究科, 教授 (90016650)
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Keywords | ハイパーブランチ構造 / 高分子微粒子 / シリカハイブリッド微粒子 / コロイド結晶 / Bragg反射 / 構造色 / リビングラジカル重合 |
Research Abstract |
20年度に計画したコロイド結晶の作製に成功し、構造色の反射スペクトルによる解析を行った。 1) t-butyl methacrylate(BMA)とethyleneglycol dimethacrylate(EGDM)のエマルジョン重合からPBMA架橋微粒子を合成した。次いでこれをシードとしてMMA,inimer:4-vinylbenzyl N,N-diethyldithiocarbamate(VBDC),EGDMで被覆したコアーシェル微粒子をエムルジョン重合で作製した。この微粒子は表面に光官能性のcarbamate(DC)基をもつので光誘起ATRPでMMAをグラフトし、brush-core型の微粒子も合成した。これらの粒子径は150-300nmであり重合条件で制御した。コアーシェル微粒子をガラス基板にキャストし、粒径に依存した赤-黄-緑-青のコロイド結晶形成による構造色が発現した。反射スペクトルからBragg反射から計算できる面心立方格子の(111)面からの反射光であることを解析・証明した。またビニルモノマーを含浸させDCからの光グラフト重合で構造を固定したフィルムも作製できた。 2) この技術をシリカ微粒子に応用した。すなわちシリカを高分子膜で被覆し表面にDC基を導入したり、光誘起ATRPでブラシ構造をもつシリカハイブリッド微粒子を作製した。この微粒子もコロイド結晶を形成し、構造色を発現する。このように発色団を使用しない光学材料を開発した。
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Research Products
(20 results)
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[Patent(Industrial Property Rights)] ハイパーブランチポリマー及びその製造方法2008
Inventor(s)
Koji Ishizu, Masaaki Ozawa, Akihiro Tanaka, Hiroki Takemoto, Kei Yasui
Industrial Property Rights Holder
日産化学工業(株), 東京工業大学
Industrial Property Number
米国特許出願公開 米国特許出願番号 : 11/885, 320, 公開番号 : US-2008-0139692, 公開日 : 2008年6月12日(外国)
Filing Date
2008-04-16
Overseas
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