2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19550190
|
Research Institution | Tokyo University of Agriculture and Technology |
Principal Investigator |
前田 和之 Tokyo University of Agriculture and Technology, 大学院・共生科学技術研究院, 准教授 (60343159)
|
Keywords | ナノ材料 / 無機工業化学 / 多孔性材料 |
Research Abstract |
1)オルガノシリル骨格置換アルミノホスフェートの合成条件検討とキャラクタリゼーション AIPO_4-5、AIPO_4-11、AIPO_4-34について、MeSi(OEt)_3、(EtO)_3Si-CH_2-Si(OEt)_3等のオルガノシリル基による骨格置換が可能であるか、水熱合成法による合成を検討した。AIPO_4-5及びAIPO_4-11については数種のオルガノシリル化剤を用いて水を溶媒として合成することができたが、添加量が増えるにつれ、オルガノシリル化剤に由来するアモルファス粒子凝集体が副生した。溶媒にエチレングリコール/水混合溶媒を用いることにより、明らかなアモルファス粒子成分は見られなくなった。また、AIPO_4-34についても種々の合成条件を検討したが、オルガノシリル化剤を添加した場合にはXRDでは生成が確認されなかった。SAPO-34はSM Ia機構での骨格置換が知られているが、オルガノシリル部位はSM Ia機構では骨格導入しにくいと考えられる。 2)オルガノシリル骨格置換アルミノホスフェートのキャラクタリゼーション オルガノシリル導入AIPO_4-5及びAIPO_4-11の窒素吸着等温線では架橋型シリル化剤の導入では、無置換ALPOと比べ吸着量はあまり低下しなかったが、末端型シリル化剤では導入量の増加に伴い吸着量が顕著に減少し細孔の閉塞が示された。
|