2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19560085
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Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
野田 直剛 Shizuoka University, 工学部, 教授 (20022238)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石原 正行 静岡大学, 工学部, 准教授 (60283339)
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Keywords | 傾斜機能材料 / 破壊力学 / 微視構造 |
Research Abstract |
超高温耐熱性を有する熱応力緩和型傾斜機能材料の研究は各種機器や構成要素の高性能化,省資源化等のため,その実用化に関する研究超高温耐熱性を有し,遮熱性に優れかつ軽量である傾斜機能材料の信頼性および安全性の確保を目指し,「微視構造を考慮した傾斜機能材料の強度に関する基礎的研究」を実施する。(1)局所的傾斜組成を有する傾斜機能材料の強度に関する解析的研究(2)微視構造を考慮した傾斜機能材料の強度に関する解析的研究 [1]傾斜組成方向が任意の傾き有する傾斜機能平板の解析的研究 この問題は傾斜組成方向を表す座標と傾斜機能平板の境界形状を表す座標系が異なるため,二組の座標系を用いて解析する必要がある。申請者は二組の座標系を用いて傾斜機能半無限体の熱応力問題の解析に成功した。対称に熱を流入させているが,傾斜組成方向が平板の境界と傾いているため,温度分布、熱応力分布は非対称になっている。傾き角が増加するにっれ,熱応力が減少することを明らかにした。引き続き,傾斜機能無限帯,傾斜機能平板についても,解析を行った。固有方程式は複素係数を有する8次方程式となる。8次方程式の固有値を求め数値計算を行う。これらの熱応力分布は傾斜機能半無限体の場合とほぼ同じ傾向である。 [2]局所的不均質傾斜機能材料の解析的研究 この問題は,傾斜機能平板を三層に分割し,各層が傾斜機能材料からなる問題として考えれば解析可能である。現在,解析中である。
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Research Products
(4 results)