2007 Fiscal Year Annual Research Report
順送金型成形法による生検鉗子の成形自由度の高度化および高機能化に関する研究
Project/Area Number |
19560125
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Research Institution | Kanagawa University |
Principal Investigator |
青木 勇 Kanagawa University, 工学部, 教授 (30011159)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
笹田 昌弘 神奈川大学, 工学部, 助教 (80333152)
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Keywords | 順送成形 / 金型 / 鉗子 / 成形自由度 / 内視鏡 |
Research Abstract |
多様な鉗子形状を創成できる技術の構築に関する平成19年度の研究成果は下記のとおりである. (1)新たな加工システムの設計:鉗子製造は多種少量生産であるので,形状変更方式として,(1)順送プレス加工方式を採用,(2)型を小型化するため(小型プレスにて加工可能とする)加工ステージを4ステージに抑え,これで完成させる.(3)加工ステージのパンチ・ダイは駒交換方式とし形状変更に対応できる.(4)さらに多くのステージを必要とする場合,一連のストリップを駒交換した順送型にて再度加工する. (2)パイロットピンの変形:上記提案の方法について重要なことはパイロットピンの材料位置決め精度である.そこで基礎実験型を製作し実験的に検討したところ,ピン近傍で素材をせん断した場合,ピンが曲がる現象が観察された.この現象は,有限要素法による材料変形解析より,加工に伴う材料移動に起因することが分かった.また,このような,材料・ピンの変形に及ぼす支持条件の影響を調べた. (3)鉗子成形型による検討:以上までの結果を元に駒交換公式の金型を設計・製作し,実験を行い,当初の目的を達成できることを確認した.製品精度,駒交換に伴う精度の確保等については平成20年度に詳細を検討する.
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Research Products
(1 results)