2008 Fiscal Year Annual Research Report
没入型仮想共有環境システムにおける対話支援および技能伝承用力触覚呈示装置の開発
Project/Area Number |
19560251
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Research Institution | Saitama University |
Principal Investigator |
綿貫 啓一 Saitama University, 理工学研究科, 教授 (30212327)
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Keywords | 技能伝承 / 人材育成 / バーチャルリアリティ / 力覚呈示 / オントロジー / コミュニケLーション / アノテーション / バーチャルトレーニング |
Research Abstract |
本研究課題に関する具体的な平成20における研究成果を以下に示す. (1)没入型仮想共有環境システムにおけるアノテーション表示システムの開発および対話支援 「オントロジーに基づく技能伝承用データベースの構築」の研究成果を踏まえ,技能伝承用データベースを没入型仮想共有環境システムに実装するとともに,没入型仮想共有環境で設計や製造知識を自在にアノテーション表示できるシステムを開発した,さらに,そのアノテーションシステムを活用し,付加価値の高い製品の設計・製造のアイデアを出しあえるような対話支援の環境を構築した. (2)没入型仮想共有環境システムにおける3次元立体視装置と力覚呈示装置とのインターフェース部の開発 「匠の技の脳科学的な分析」の研究成果を踏まえて,没入型仮想共有環境システムに教育対象に応じたコンテンツを表示し,現場作業の仮想的な体験を通じて非熟練技能技術者の教育支援を行った.これは,マルチメディア技術を用いた熟練技能伝承システムで鋳造に関する形式知を獲得したあとに,現場でのOJTに入る前段階の暗黙知の獲得する場として利用した. (3)没入型仮想共有環境システムと熟練技能伝承システムとのインターフェース部の開発 「匠の技の脳科学的な分析」の研究成果を踏まえて,没入型仮想共有環境システムと熟練技能伝承システムとの問の形式知・暗黙知を連携するインターフェース部を構築した.このシステムを熟練技能者に実際に使用してもらい,時間的・空間的・規模的な制約を緩和し「場」の共有による技能者教育より効果的か,非熟練者が危険に対する認識が未熟であったとしても,仮想共有環境内での体験で教育できるか,等について実証検証を行い,改良を行った. (4)研究成果のまとめ 平成19年度および平成20年度に得られた研究成果をまとめるとともに,実際の設計・製造現場での導入を検討した.また,学会発表等を通じてその研究成果を広く公表した.
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[Presentation] VR Mediated Skill Transfer2008
Author(s)
Keiichi Watanuki
Organizer
ASME 2008 International Design Enineering Technical Conferences & Computers and Information in Engineering Conference (IDETC/CIE 2008)
Place of Presentation
Marriott Brooklyn Hotel, New York, USA
Year and Date
2008-08-05
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