2007 Fiscal Year Annual Research Report
アジャイル生産システムにおける高齢者の知識獲得と高齢者の活性化
Project/Area Number |
19560268
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Research Institution | Kinki University |
Principal Investigator |
久米 靖文 Kinki University, 理工学部, 教授 (00109886)
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Keywords | 高齢者 / 知識 / 経験 / ひれめき / 創造過程 / カスプ面解析 / カタストロフィ / 路地裏ネットワーク |
Research Abstract |
アジャイル生産システム高齢者を活用するために,高齢者の知識によるWallasの創造過程における「ひらめき」をカスプ面解析でメカニズムを明らかにした.さらに,高齢者の豊富な知識と経験を獲得する方法として,トムキャットとアパッチをサーバーソフトとして,サーバーアンドクライアントシステムを構築し,ネットワークを利用した知識獲得システムを構築することができた,サーバーサイドにスクリプト言語を用い,知識共有データーべースのwebサーバーを構築した.知識をどのようなまとめ方するかを考察し,高齢者でも効率的に知識データを抽出する方法を検討し,製品開発に関する知識を用いてシステムの評価を行っている.次の3テーマについて結果を得ている. SECIモデルのアジャイル生産における路地裏ネットワークへの応用 種々の業種の中小企業が集積する地域である東大阪市のS社と教お堂研究を行い,東大阪の中小企業間に存在する路地裏ネットワークがどのように構築され,どのように活用されているかを検討している. カスプ面解析の高齢者のひらめき過程への応用 Wallasの創造過程中のひらめきに注目し,ひらめきに影響する要因を知識量と圧迫発想力が影響することをカスプ面解析を行って,カスプカタストロフィモデルを提案している.また,知識量,圧迫発想力の評価は磁気搬送装置を開発した企業の開発技術者の開発についてのブレインストーミングのデータを用いている. 高齢者用知識共有データべースシステムの構築 磁気搬送装置を開発した企業の開発技術者の開発についてのブレインストーミングのデータで有用性を確かめている.知識を蓄積していくにあたって重要なのが知識の変換である.野中の知識創造理論での形式知となった知識を材料としてより体系的,総合的知識を作りだすためにはコミュニケーションを交すことが重要であることが明らかなっている.
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