2008 Fiscal Year Annual Research Report
回転センサレスIPM同期発電機を用いた小水力発電システムの開発
Project/Area Number |
19560280
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
小笠原 悟司 Hokkaido University, 大学院・情報科学研究科, 教授 (40160733)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
船渡 寛人 宇都宮大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (60272217)
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Keywords | マイクロ水力発電 / IPM同期機 / リラクタンストルク / 発電機効率 / 水車効率 |
Research Abstract |
平成20年度研究では, 以下の成果を得た。 1)制御ソフトウェアの作成 前年度作成した制御用ハードウェアに実装する制御ソフトウェアの製作を前年度に引き続き行なった。この制御用ハードウェアは, 浮動小数点演算の可能なDSPコアを組み込んだFPGAを中心に構成されている点に特徴があり, 研究代表者が提案したIPM動機機の突極性に基づく位置推定法を採用して, 事前のモータパラメータの設定をすることなく発電機の効率最大化を行うことができる。 2)2. マイクロ水力発電システムの評価試験 前年度試作し宇都宮大学に設置した評価試験装置を用いて, 同じく前年度に試作したマイクロ水力発電システムの評価試験を行なった。評価試験装置には, 等価的に落差を発生させる水中ポンプ, 有効落差を測定する圧力計, 水の流量を測定する流量計が取付けられており, 水中ポンプと発電用水車の回転数を変化させることにより様々な条件下で評価試験を行うことができるように設計されている。この試験により, 水車効率を最大化する運転条件の測定ならびに水車効率最大化制御の評価を行なった。
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Research Products
(3 results)