2007 Fiscal Year Annual Research Report
分散型電源が連系された配電ネットワークにおける高調波の面的解析に関する研究
Project/Area Number |
19560285
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Research Institution | University of Fukui |
Principal Investigator |
川崎 章司 University of Fukui, 大学院・工学研究科, 助教 (90262609)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
林 泰弘 福井大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (40257209)
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Keywords | 分散型電源 / 配電ネットワーク / 高調波 / 電圧歪率 / 模擬配電系統実験設備 / インバータ / 整流回路 |
Research Abstract |
高調波解析はあまりにも不確定要素が多く,計算値と実測値が単純に一致しないことから検証も困難であるため,高調波解析は現時点で確立されていない。そこで,計算機シミュレーションだけではその複雑な配電系統のモデル化も含め不十分であり,また,実際に運用している配電系統において種々の興味ある実験は不可能であり,実測するだけで再現性の問題などを含め詳細な解析までは困難であった高調波解析の現状を踏まえ,高調波発生源であるインバータを必要とする太陽光発電などの分散型電源や,インバータにより駆動される誘導機,ならびに整流回路を有するテレビ,パソコンなどの負荷,更に,高調波の影響を受ける変圧器などを持つ「高調波実験用模擬配電系統実験設備」を構築した。今年度は,分散型電源の連系が配電系統内の高調波電圧や高調波電流に及ぼす影響について,分散型電源の出力や力率の違いや,配電系統における連系地点の違いによる実験および解析を行った。また,高調波を発生する負荷として,インバータおよびインバータ駆動定トルクモータ(誘導機)を動力負荷,および整流回路を有する負荷実験装置を,フリーデザイン模擬配電系統実験設備に接続して実験および解析を行った。なお,今年度はとくに5次や7次の比較的低次の高調波について,その大きさおよび位相の面から解析を行った。得られた実験による解析結果は,計算機シミュレーションと比較および評価を行い,得られた研究成果について国内の関係学会,研究会で発表を行った。
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Research Products
(4 results)