2008 Fiscal Year Annual Research Report
ピア行動特性の類似度を考慮したオーバレイネットワークトポロジー構成法
Project/Area Number |
19560379
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
朝香 卓也 Kyoto University, 情報学研究科, 准教授 (30346043)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 達郎 京都大学, 情報学研究科, 教授 (30324677)
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Keywords | オーバレイネットワーク / P2P / べき乗則 / クラスター / 行動特性 |
Research Abstract |
これまで,オーバレイネットワーク技術に関するさまざまな研究開発が行われてきた.例えばコンテンツ配信におけるホスト間の負荷分散の検討,あるいはホストやネットワークの故障に対応するための高い耐障害性の確保の検討等が行われてきた.しかしながら,これら従来の研究では各ピアは独立にコンテンツ(情報)要求をし,独立にデータ転送が行われることを想定しており,各ピアの行動特性の類似度を考慮したものとはなっていなかった.特にオーバレイネットワークトポロジー構成法の研究開発は充分ではなく,オーバレイネットワークの規模が大きくなるに従い特定ピアへの負荷の集中や実ネットワークにおけるトラヒック負荷の偏りの発生等の問題があった. 上記の問題に対して,本研究ではネットワークの各ピアの行動特性の類似度を陽に考慮したオーバレイネットワークでのコンテンツ要求転送方式の提案を行った.各ピアの行動特性の類似度を考慮してトポロジーを構成するとともに,前述のさまざまな偏りを是正し既存技術での問題の解決を目指したものである.特に,行動特性の類似度として,特定ジャンルのコンテンツへの要求の集中や,コンテンツの人気度のべき乗則を積極的に利用することにより,高効率なオーバレイネットワークの制御方式の検討をおこなった.
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Research Products
(5 results)