2007 Fiscal Year Annual Research Report
メタマテリアルを用いた新しい広帯域円偏波アンテナとそのアレー化及び可変特性化
Project/Area Number |
19560388
|
Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
福迫 武 Kumamoto University, 大学院・自然科学研究科, 准教授 (90295121)
|
Keywords | 広帯域アンテナ / 円偏波 / メタマテリアル / 人工磁気導体(AMC) |
Research Abstract |
本年度は、L型形状のスロットアンテナのL型形状のプローブを組み合わせる構造を提案して、シミュレーションにより入力インピーダンスと軸比を検討した結果、中心周波数の50%の広帯域で動作し、かつ円偏波が得られることを理論的、かつ実験的に確認することができた。どうように、円形スロットを元に同様の構造を提案したが、やはり同じ程度の帯域で広帯域な円偏波が発生することを、理論的、および実験的に確認することができた。 さらに、本研究のもうひとつの関心事は、広帯域に亘って磁気壁特性が得られる構造を人工的に得られるAMC(人工磁気導体)の設計であるが、6GHz帯を周珍に20%程度と40%程度の比帯域で反射波の電界成分の位相のずれが±90度で抑えられる高層を設計した。実験においては、20%帯域のAMC構造を作成し、その動作を実験的に確かめた。さらに前述の広帯域の円偏波アンテナに20%帯域のAMCを適応させたところ、インピーダンスに与える影響は少なく、通常4分の1波長程離して設置する金属反射板の代わりにAMCを置いたところ、10分の1波長以下に近づけてもインピーダンスに影響を与えず反射板として働くことを確かめ、反射板付き構造の小型化に有効であることが確かめられた。しかし、軸比が得られる帯域が狭くなったため、これを広げることが今後の課題であると加奈げられる。 一方、AMC構造を用いることで、アンテナの偏波を可変できることも理論的実験的に確かめら。これは、今後最適化が必要である。
|
Research Products
(3 results)