2007 Fiscal Year Annual Research Report
屋内ブロードバンドマルチメディア無線伝送方式の解明
Project/Area Number |
19560399
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Research Institution | Kyoto Sangyo University |
Principal Investigator |
竹内 勉 Kyoto Sangyo University, 工学部, 教授 (20154974)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
周 虹 大阪工業大学, 工学部, 准教授 (80268226)
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Keywords | 屋内無線LAN / 電波伝搬 / MIMO / UWB / 遅延プロファイル / マルチメディア |
Research Abstract |
屋内ブロードバンドマルチメディア無線通信環境を解明するために既設UWBチャネルサウンダを用いて4x4MIMO構成で測定を実施した。広帯域無指向性ダイポールアンテナ4個とアンテナスイッチを組合せた送受信アンテナを制御して16通りの全ての組合せで測定し4x4MIMOチャネルの伝搬特性を取得した。その際,送受信共に低アンテナ高のピコセル構成、及び基地局高アンテナ対低受信アンテナ高の2つの組合せにより測定を実施し、一般的な無線LAN環境における電波伝搬特性を取得することができた。これらの伝搬測定データは全て計算機シミュレーションソフトウェアMATLABを使用して開発したため、同ソフトウェアを使用したシミュレーションにおいて効率よく使用することができると同時にあらゆる形式にも変換することが可能であり、容易に有効活用を図ることができる。 一方、新型低複雑さ低消耗電力アドホックMIMO方式に関して新しい協力MIMO伝送方式を提案し、計算機シミュレーションにより方式の詳細を検討した。その結果、シングルキャリア伝送の場合ついて性能を検討し、初期的な結果が得られた。次に、協力MIMO伝送方式を用いた高度無線アドホックネットワークについて高品質高能率無線アドホックネットワークの構築を目指した協力MIMO方式の導入を提案し、協力MIMO導入の最適条件、最適なMIMO方式(STBC或いはSDM)の条件を計算機シミュレーションにより検討した。更に、実伝搬通信路における協力MIMO方式の特性評価を行うため、上記の屋内無線LAN環境における伝搬データと同様に更なる屋内MIMO通信路のチャンネル応答等のデータを測定し、これらの測定データに基づく計算機シミュレーション方法について検討した。
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Research Products
(3 results)