2007 Fiscal Year Annual Research Report
再生骨材におけるASRに関連した問題解決のための基礎研究
Project/Area Number |
19560458
|
Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
鳥居 和之 Kanazawa University, 自然科学研究科, 教授 (50115250)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
久保 善司 金沢大学, 自然科学研究科, 准教授 (50324108)
|
Keywords | アルカリシリカ反応 / 再生骨材 / 資源循環型社会 / リサイクリング / 岩石・鉱物学的試験 / 促進膨張試験 / 安山岩砕石 / 反応性骨材 |
Research Abstract |
平成19年度に実施した研究は,大きく次の3つに大別できる。 (1)再生骨材の物理.化学的性質と再生骨材からのアルカリ溶出量の検討 解体コンクリートから製造した再生骨材の薄片研磨試料を作製し,EPMAと鉱物顕微鏡により界面領域の化学組成やASRゲルの生成状況,骨在中の微細ひび割れの発生状況などを調べ,それらが再生骨材の物理、化学的性質の変化に及ぼす影響を明らかにするとともに,再生骨材からのアルカリがASRに及ぼす影響を検討した。 (2)再生骨材のアルカリシリカ反応性の判定法の検討 再生骨材(H,L)のASR判定に現行の試験法(JIA A 1145(化学法)およびモルタルバー法(JIS A 1146))が適用できるかを検討するとともに,促進モルタルバー法(ASTM C1260およびデンマーク法(飽和NaCl溶液浸せき養生,温度50℃)による早期判定の有効性について調べた。 (3)再生骨材を使用したコンクリートのASRによる膨張性状の検討 コンクリートのアルカリの種類(NaCl添加またはNaOH添加)とその量を種々に変化させたコンクリートバーを作製し,湿気槽養生(温度40℃,湿度100%)と飽和NaC1溶液浸せき養生(温度50℃)の2条件にて膨張試験を実施することにより。再生骨材を使用したコンクリートのASRの発生条件とペシマム混合率との関係を検討した。
|
Research Products
(4 results)
-
-
-
-
[Journal Article] Recycling concrete rubbles with reactive aggregates from ASR-affected bride pier2007
Author(s)
Sugiyama, A., Torii, K., Sakai, K., Shimizu, K. and Sato, Y.
-
Journal Title
Proc, of Inter.Conf.on Innovations in Structural Enineerin and Construction Vol.1
Pages: 605,611
Peer Reviewed