2008 Fiscal Year Final Research Report
A Fundamental Study on Resolution of ASR Problem Associated with Recycled Concrete Aggregates
Project/Area Number |
19560458
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Civil engineering materials/Construction/Construction management
|
Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
TORII Kazuyuki Kanazawa University, 環境デザイン学系, 教授 (50115250)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
KUBO Yoshimori 金沢大学, 環境デザイン学系, 准教授 (50324108)
|
Project Period (FY) |
2007 – 2008
|
Keywords | コンクリート / ASR |
Research Abstract |
本研究の成果は以下の3つの項目に分けることができる。まず, (1)再生骨材からのアルカリ溶出がASRに及ぼす影響を検討した結果, 再生骨材中のASRゲルから溶出するアルカリによってASRが促進することが明らかになった. 次に, (2)再生骨材を使用したコンクリートのASRによる膨張性状を検討した結果, コンクリートのアルカリの種類(NaCl添加またはNaOH添加)とその添加量を種々に変化させたコンクリートバーの膨張試験の結果に基づいて, 再生骨材を使用したコンクリートのASRの発生条件の特徴とぺシマム混合率との関係を明らかにした. さらに, (3)原骨材のASRの程度が再生骨材コンクリートの膨張性状に及ぼす影響を検討した結果, 建設後約30年が経過したASR劣化構造物から製造した能登産の安山岩砕石を原骨材とする再生骨材は反応領域が骨材界面から1~2mm程度に限定されていたのに対して, 常願寺川産の川砂利から製造した再生骨材は安山岩粒子の内部まで反応が激しく進行していた. このため, 再生骨材のASR試験及び再生骨材コンクリートの膨張試験の結果より, 再生骨材のアルカリシリカ反応性は原骨材の種類とその反応性(能登産の安山岩砕石および常願寺川産の川砂利)により相違し, それらは促進養生条件下での再生骨材コンクリートの膨張性状に大きな影響を及ぼすことが判明した.
|
Research Products
(7 results)
-
-
-
-
[Journal Article] Recycling Concrete Rubbles with Reactive Aggregates from ASR-affected Bridge Pier2007
Author(s)
Sugiyama, A, Torii, K, Sakai, K, Shimizu, K, Sato, Y
-
Journal Title
Proc. of Inter Conf. on Innovations in Structural Engineering and Construction, Melbourne Vol.1
Pages: 605-611
Peer Reviewed
-
-
-