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2008 Fiscal Year Annual Research Report

スーパーハイパフォーマンスグラウトの開発と性能評価方法の提案

Research Project

Project/Area Number 19560465
Research InstitutionKanto Gakuin University

Principal Investigator

出雲 淳一  Kanto Gakuin University, 工学部, 教授 (50183166)

Keywordsグラウト / 超高強度 / フロー値 / 流動性 / 高性能減水剤 / シリカフュームセメント
Research Abstract

今年度は,グラウトの高強度化を実現するための配合について実験を試行しながら検討を行った.150N/mm^2以上のグラウト強度を実現させるために,水セメント比(W/C)を12%〜20%に設定し,砂セメント比(S/C)を0〜30%,高性能減水剤をセメント量に対して1%〜2%変化させた場合の配合の違いがグラウト強度ならびに流動性(フロー値)に及ぼす影響について調べた.
グラウトの流動性を表す指標であるフロー値に, S/Cの変化はあまり影響を及ぼさないが, W/Cおよび高性能減水剤は影響を及ぼすことを実験により明らかにした.さらに,フロー値の推定を配合設計に反映させるために, W/Cおよび高性能減水剤の要因を考慮してフロー値の予測式を導き,実験結果との整合性も良いことを確認した.その結果,グラウトの配合設計において,フロー値を設定しながら,目的とするグラウトを製造することが可能になった.
強度に関しては,今回実施したW/Cの範囲において,150N/mm^2以上のグラウト強度を製造することが可能であることを確認するとともに,強度発現に従来のW/C則が適用できないことが明らかになった.これは,練混ぜの極限に近い低水セメント比領域において,150N/mm^2以上のグラウト強度を実現するためには,水セメント比のみならず,練混ぜ方法がグラウト強度に影響を及ぼしているものと考えられるためで,今後は練混ぜ方法および練上ったグラウトの品質評価方法について検討を行う予定である.

  • Research Products

    (1 results)

All 2008

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results)

  • [Journal Article] 超高強度グラウトの製造に関する基礎的実験2008

    • Author(s)
      出雲淳一
    • Journal Title

      プレストレストコンクリートの発展に関するシンポジウム論文集 17巻

      Pages: 413-418

    • Peer Reviewed

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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