2008 Fiscal Year Annual Research Report
数値計算によるRCスラブの押し抜きせん断破壊の解析および設計への適用
Project/Area Number |
19560473
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Research Institution | University of Yamanashi |
Principal Investigator |
檜貝 勇 University of Yamanashi, 大学院・医学工学総合研究部, 教授 (70115319)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
斉藤 成彦 山梨大学, 大学院・医学工学総合研究部, 准教授 (00324179)
高橋 良輔 山梨大学, 大学院・医学工学総合研究部, 助教 (10371783)
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Keywords | 土木構造 / RCスラブ / 数値解析 / 設計方法 |
Research Abstract |
・スラブの支持条件が押し抜きせん断耐力の主要因の効果に及ぼす影響の検討 RCスラブの支持条件として,2辺単純支持,4辺単純支持(隅角部の浮上り許容),4辺単純支持,4辺補剛,4辺固定の5種を用い,従来からせん断耐力の主要因であると認識されていたコンクリート強度,鉄筋比,スラブ厚さ,載荷面周長の効果を比較検討した結果,これら主要因の影響度はスラブの支持方法とともに変化することを明らかにした。 ・押し抜きせん断破壊耐力のパラメータスタディ 境界条件が明瞭で,応用性が高いと考えられる,2辺単純支持,4辺単純支持,4辺固定支持のスラブについて,上記のせん断耐力の主要因およびスラブのスパン長,形状(2方向のスパン比)を変化させた多くのケースについて,FEMによるパラメータスタディを行った。 ・スラブの押し抜きせん断に対する設計式の検討 上記のパラメータスタディで得られた結果を,支持条件毎に簡単な形の耐力算定式としてまとめた。この算定式による耐力は,FEMによる耐力の解析値と良い精度で一致することが確かめられた。
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