2008 Fiscal Year Final Research Report
Inundation risk in highly urbanized area and the strategy of evacuation from an underground space
Project/Area Number |
19560517
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
水工水理学
|
Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
SEKINE Masato Waseda University, 理工学術院, 教授 (60187854)
|
Project Period (FY) |
2007 – 2008
|
Keywords | 都市水害 / 内水・外水氾濫 / 地下空間 / 浸水被害 / 避難誘導 / 数値解析 |
Research Abstract |
2005年9月, 石神井川ならびに妙正寺川流域では集中豪雨により深刻な氾濫被害が発生しました. 本研究では, こうした氾濫過程を数値的に解き明かす計算手法を考案するとともに, これを用いた解析を通じてこの被害がどのように発生したのかを解明しました. また, 荒川と隅田川で挟まれた区域にこの手法を適用し, 将来, 荒川からの氾濫が生じるとすればどのような氾濫被害となるかを推定しました. 次に, 地下鉄渋谷駅ならびに溜池山王駅周辺が集中豪雨に見舞われた場合に, 氾濫水がどのようにこの地下空間内に流れ込み, 氾濫被害が広がっていくかを明らかにしました. また, この空間から地上へと利用者を効率よく安全に避難させるための誘導戦略についても提案することができました.
|