2008 Fiscal Year Annual Research Report
極めて低いコンクリート強度を有するRC柱の耐震性能解明に関する研究
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19560567
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Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
田才 晃 Yokohama National University, 大学院・工学(系)研究科(研究院), 教授 (40155057)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
楠 浩一 国立大学法人横浜国立大学, 大学院・工学研究院, 准教授 (00292748)
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Keywords | 低強度コンクリート / RC柱 / 付着割裂 / 耐震補強 / 炭素繊維シート / 変形性能 |
Research Abstract |
炭素繊維シートを用いた補強が低強度コンクリート柱の靭性能に及ぼす効果について構造実験により検討した。コンクリート強度σ_b=7N/mm^2程度のRC柱でも,炭素繊維シート補強により,曲げ耐力の向上,および変形性能の向上を図ることが可能であった。無補強の場合、最大耐力以降はせん断変形の割合が増加する傾向だったのに対し,補強試験体では最大耐力以降のせん断変形が抑制された。さらに,コンクリート強度σ_b=7N/mm^2程度において,終局部材角の実験値は計算値を大きく上回った。 またRC部材の一部をモデルとしたキャンティレバー型試験体で,コンクリート強度とシート補強量,試験鉄筋の本数をパラメータとする全16体の試験体に対する付着試験を実施した。コンクリートの実強度は,普通強度コンクリートシリーズはσ_B=28N/mm^2,低強度コンクリートシリーズはσ_B=7.7N/mm^2であった。実験の結果,付着応力度評価式τ_<bu>は,コンクリート強度7N/mm^2程度の範囲においても強度評価は可能であった。また,炭素繊維シートにより付着力の改善を図ることが可能であった。さらに,付着試験体の実験結果から,低強度コンクリートでは,炭素繊維シート補強後の最大耐力時引抜量は,普通強度コンクリートと比較してより大きな引抜量となる傾向がみられた。
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Research Products
(2 results)