2008 Fiscal Year Annual Research Report
サステナブル建築のための圧着型プレストレストコンクリ-ト骨組に関する基礎研究
Project/Area Number |
19560585
|
Research Institution | Osaka Institute of Technology |
Principal Investigator |
中塚 佶 Osaka Institute of Technology, 工学部, 教授 (60107133)
|
Keywords | サステナブル建築 / プレストレストコンクリート / 圧着工法 / 支圧強度 / せん断耐力 / 摩擦係数 / グラウト / 目地モルタル |
Research Abstract |
サステナブル建築への適用可能性を実証されているプレストレストコンクリート(以下PCと略記する),とくにプレキャストPC構造において、PC圧着工法は不可欠な基本技術の一つである。本研究は,これまで十分に明らかにされてこなかったコンクリート強度に対するPC圧着工法の適用性、具体的には低強度から高強度コンクリートにPC圧着工法を適用する際のキーポイントとなる支圧強度およびせん断強度を調べる基礎研究を行い、以下のような結果を得た。 本研究で得られた主な結果を以下に示す。 1.建築学会PC規準における現行支圧強度推定式は高強度コンクリートに対し危険側の評価を与える。 2.コンクリートの引張強度に基づく,低強度から高強度コンクリートにまで適用できる支圧強度推定式を導いた。 3.圧着接合面のせん断耐力はクーロンの摩擦理論で仮定できること,ならびに摩擦係数のコンクリート強度依存性を示した。 4.PC鋼材用のグラウトとコンクリート間の強度・剛性相対関係で,圧着接合面のせん断耐力,破壊モードが変化する。
|
Research Products
(2 results)