2008 Fiscal Year Annual Research Report
窓熱設計のための実用計算法とシミュレーションツールの開発
Project/Area Number |
19560592
|
Research Institution | Utsunomiya University |
Principal Investigator |
郡 公子 Utsunomiya University, 工学研究科, 准教授 (20153504)
|
Keywords | 窓 / 入射角 / プロファイル角 / 日射熱取得率 / 透過率 |
Research Abstract |
1 任意のスラット角に適用できる一般窓の日射遮蔽性能値の実用的計算法の開発 種々のガラスとブラインドの組み合わせの一般窓について、任意のスラット角、任意の日射入射角、任意のプロファイル角のときの、日射熱取得率、透過率を推定する実用的な計算法を提案した。日射は、直達日射、天空日射、地表面反射日射の3種類である。事前に行った数値解析の結果をもとに、スラット隙間を通り抜ける日射成分とその他の日射成分を分けて特性を推定するという特徴をもつ実用的推定法を作成した。 2 窓性能値のデータベースの作成 種々のガラス、ブラインドの組み合わせの一般窓の基準入射条件、基準スラット角での日射熱取得率、透過率、熱貫流率を数値計算し、それをxml形式のデータベースとして整備し、シミュレーションにて利用・可能とした。同時に、日射入射角による特性を表す基準化日射熱取得率、基準化透過率の近似式を作成し、係数をデータベース化した。 3 ダブルスキンの日射遮蔽性能、自然換気性能の解析と性能図の作成 ダブルスキンについて、種々のガラス、ブラインドの組み合わせ、奥行きはじめ各部寸法による日射遮蔽性能数値の特性を解析し、性能図を作成した。これは窓設計に有用である。日射入射角、自然換気による性能値の変化特性を明示した。 4 Javaによる熱性能値計算プログラムの開発 一般窓とAFWについて、窓性能値を計算可能なプログラムを開発した。
|
Research Products
(6 results)