2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19560612
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Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
大原 一興 Yokohama National University, 横浜国立大学・工学研究院, 教授 (10194268)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三輪 律江 横浜国立大学, 地域実践教育研究センター, 准教授 (00397085)
妹尾 理子 香川大学, 教育学部, 准教授 (20405096)
藤岡 泰寛 横浜国立大学, 工学研究院, 講師 (80322098)
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Keywords | 中高生 / 子ども / 参画 / 地域 / まちづくり / 居場所 / ワークショップ |
Research Abstract |
本研究は、特に中高生の子どもたちが、いかに身近な生活環境・地域環境と親和的になることができるか、という観点から地域環境および学習環境の条件を探り、それを促進するための要件を明らかにすることを目的としている。平成19年度には具体的に、(1)中高生の居場所に関する調査および実験的構築と検証 (2)先進事例における子ども若者向け地域学習プログラムの調査 を中心におこない、並行して(3)地域評価手法の開発 (4)地域評価構造の地域差分析 に関する予備調査をおこなった。 (1)中高生の都市における居場所拠点として、雑居ビルの空室に拠点を借り、その空間構成のレイアウトやインテリアを中高生の参画するワークショップにより計画し、その参画の評価と分析をおこなった。さらに、中高生の居場所に関するアンケート調査を実施した。 (2)平成19年9月に、イタリアでエコミュージアムのヨーロッパネットワークのワークショップが開催されたことから、そこに参加し先進事例として調査を行った。とくに子ども若者に対して地域を学び保全の意識を養う学習方法、教材についての知見を得た。 (3)これまで特定地域で行ってきた子ども参加型まち学習ワークショップ(平成15年度から実施)を継続し、これまでの参加者が中学生に成長した段階で実施し、次年度に比較するための基礎データを得た。引き続き変化を追うことにしている。 (4)地域差分析をおこなうために、従来の対象地の既成市街地に加えて計画集合住宅地における子ども参画のプロジェクトを進めた。次年度以降の調査の基礎的資料を得た。
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