2007 Fiscal Year Annual Research Report
PPPによる大学と地域の統合的居住環境計画・マネジメント手法に関する研究
Project/Area Number |
19560614
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
小松 尚 Nagoya University, 環境学研究科, 准教授 (80242840)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小篠 隆生 北海道大学, 工学研究科, 准教授 (00250473)
鶴崎 直樹 九州大学, 人間環境研究院, 准教授 (20264096)
倉田 直道 工学院大学, 工学部, 教授 (40327721)
斎尾 直子 筑波大学, システム情報工学研究科, 講師 (80282862)
有賀 隆 早稲田大学, 理工学研究科, 教授 (60303658)
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Keywords | 公民パートナーシップ / 大学 / 地域 / 居住環境 / 計画 / マネジメント |
Research Abstract |
(1)本研究に関連する前年度までの研究成果を再整理した。特に英国のイングラシドにおける大学のキャンパス整備に関する資金配分の構造と、ブラッドフォード市における大学と行政・都市再生会社の連携事例を分析した。前者ではイングランドの大学における運営および施設整備の資金の流れと構造、キャンパス整備の方向性が把握され、後者ではブラッドフォード大学を核にした地域産業の転換プロジェクトや、都心部の大学キャンパス整備と連動した都心居住環境の整備計画に関する方向性や特色が把握できた。 (2)金沢大学角間の里山自然学校を取り上げ、設立以降の自然学校の活動内容や地域諸団体との関係構築の経緯を調査、分析した。地域の居住環境を構成するキャンパスの緑地の活用や保全を目的にした学内組織と地域諸団体の関係構築上の課題が明らかになった。 (3)大学と地域の連携による居住計画の事例として米国の大学連携型シニア住宅の事例を収集し、設立経緯や運営形態で類型化し、分析した。 (2)レーンコミュニティカレッジ、ポートランド州立大学(以上オレゴン州)、ミネソタ大学・メトロポリタンデザインセンター(ミネソタ州)を訪問し、米国における大学と地域の連携プラットフォームに関する現地ヒアリング調査を行った。大学全体、まちづくり関連学科、専門家組織と異なるタイプの連携プロットフォームのあり方や、実践の状況が把握できた。 (5)上記研究成果をはじめ、大学と地域の共創的な連携によるまちづくりや都市・地域再生に関するここ数年の研究成果をとりまとめる出版を研究分担者とともに計画し、そのための準備作業を行った。
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Research Products
(3 results)