2007 Fiscal Year Annual Research Report
東京大学丹下健三研究室による東京計画1960とこれに関連する作業の今日的検証
Project/Area Number |
19560631
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Research Institution | Shibaura Institute of Technology |
Principal Investigator |
八束 はじめ Shibaura Institute of Technology, 工学部, 教授 (10365546)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
篠崎 道彦 芝浦工業大学, システム工学部, 教授 (60241014)
桑田 仁 芝浦工業大学, システム工学部, 准教授 (50276458)
岩倉 成志 芝浦工業大学, 工学部, 教授 (20223373)
大内 浩 芝浦工業大学, 工学部, 教授 (40213631)
堀越 秀嗣 芝浦工業大学, 工学部, 教授 (70341063)
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Keywords | 都市計画 / 都市空間の有効利用 / デザイン語彙の開発 / 計画手法の整備 / 将来予測 / 地域経済 / 量的把握 / 高密都市居住 |
Research Abstract |
1960年から現在に至る東京の人口・ホリューム等の変化の量的把握を行うため,東京の建築ストックおよびフローの推定と分析を行った。具体的には昼間及び夜間入口,用途/建物別一人あたりの床面積等の統計情報を蓄積し,地理情報システム(GIS)上にデータベースを構築し,分析と可視化の環境を整えた。また,交通マイクロシミュレーションによって,東京計画1960で提案されたサイクルトランスポーテーションシステムに既存道路を加えたネットワークを構築した。また,関係へのヒヤリングとして丹下あるいは東京計画1960,その後の東京の都市計画と深い関わりを持つ槙文彦,内由祥哉,松下一之,尾島俊雄,神谷宏治,伊藤滋,蓑原敬の各氏にインタビューを行いレポートを作成した。また,関連する同時代,1950年代のアメリカ・アーバン&シヴィック・デザイン,とくにハーヴァードとペンシルバニア大学の研究事例を収集した。さらに,図面や模型写真などを元に,モジュール調査を行い。モデリングとコンピュータグラフィクス(CG)による再現作業をとによる再現作業につなげた。 高層建築と都市居住に関する国際会議(CTBUH2008,Dubai)では,高層建築によって構成されるメガシティの都市空間を対象に,その最新動向及び形熊・システム・居住の実熊と課題について調査・情報収集を行った。超高層建築の国際的な動向については,第3次の超高層建築ブームの中で,北アメリカからアジア・中東へ立地がシフトしてること,また用途についても単一のオフィス用途から用途複合ヘシフトしている状況であることなどの現状を把握した。超高層建築の持続可能性については,外部環境への影響を社会的・経済的観点も含めた指標によって評価するシステム(SPeAR)など,包括酌な指標による環境評価の実例についての知見を得た。
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