• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2007 Fiscal Year Annual Research Report

伝統都市における祭礼空間の変容過程に関する研究

Research Project

Project/Area Number 19560651
Research InstitutionTokyo University of Science

Principal Investigator

伊藤 裕久  Tokyo University of Science, 工学部, 教授 (20183006)

Keywords伝統都市 / 祭礼空間 / 変容過程 / 近代化 / 江戸・東京 / 神田祭 / 博多 / 祇園山笠
Research Abstract

平成19年度は、東京の神田祭を中心に、現地での祭礼調査を実施するとともに、平成20年度に祭礼調査を予定している博多祇園山笠について、都市史および祭礼関係資料の収集を主とした予備調査を行った。
神田祭の祭礼調査では、神田・日本橋地区の80数カ所にわたる祭礼拠点(神酒所・御仮屋・街路や建築空間の設えなど)に対して現地調査を実施し、拠点の設えを示す図面を作成するとともに写真撮影を行い、さらに拠点の変更箇所や変更理由、祭礼参加者の属性などをヒアリング調査し、それぞれをシート化した。このことによって過去の調査で蓄積した祭礼拠点データとの比較検討が可能となり、安定的な拠点と変化が激しい拠点の差異など祭礼拠点の地域特性や、再開発に伴う近年の変容の具体的状況などが解明された。
また神田祭の祭礼地域と重なりながらも別の氏子域を形成する神社として日本橋地区内に存在する宝田神社および椙森神社の祭礼についても祭礼拠点の設えについて図面を作成し写真撮影を行った。これらによって、江戸以来、重層的に構成されてきた伝統都市の祭礼空間の変容のあり方の一端が明らかとなった。
なお、博多については、博多の都市形成過程と祭礼空間の関係や近代化のプロセスを文献資料によって明らかにすることで過去の調査研究を補足するとともに、平成20年度に予定している祇園山笠に関する本調査の具体的方法を検討することができた。

  • Research Products

    (1 results)

All 2007

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] 都市おける祭礼空間の近代-近代都市の空間=社会システムの受容2007

    • Author(s)
      伊藤裕久
    • Journal Title

      『近代の空間システムと日本の空間システムの形成と評価』日本建築学会

      Pages: 75-76

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi