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2008 Fiscal Year Annual Research Report

開港地神戸に見る洋家具業発祥の経緯と伝統技術によるサスティナブルデザインの可能性

Research Project

Project/Area Number 19560655
Research InstitutionKobe Design University

Principal Investigator

佐野 浩三  Kobe Design University, デザイン学部, 教授 (50258175)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 安森 弘昌  神戸芸術工科大学, 先端芸術学部, 講師 (20341018)
Keywords建築・意匠 / 家具 / 地場産業 / サスティナブルデザイン / 神戸 / 開港文化 / 伝統技術
Research Abstract

本研究の第一の目的は、神戸の洋家具産業を事例として、室内意匠研究の根幹でありながら空白部分となっている産業発祥からの変遷を俯瞰できる資料を作成することである。第二の目的は、伝統技術の記録とその利点を活かすことのできる今日的なサスティナブルデザインの可能性を提案することである。
1、開港期における発祥の経緯を中心とした「神戸家具」産業の歴史的変遷について
(1)黎明期の技術の源泉ともいえる「塩飽大工」が、神戸で洋家具産業を起こす経緯については、関係各所での聞き取り調査を続行し資料収集を行った。(2)「神戸家具」と同様の経緯を持つ「横浜家具」の明治期洋館との比較調査及び現存する家具店での聞き取り調査を行った。(3)日本の伝統的な木工ろくろの技術について南木曾で歴史及び道具、技術について神戸家具との関連調査を行った。
2、明治後期に定着した、半永久的な強度で修理可能な木工技術の記録と今日的可能性について
(1)「神戸家具」の修理行程についての記録を行った。(2)「神戸家具」の技術面での重要な道具である「膠鍋」については前年度に引き続き各作業所で構造、素材、寸法、使用法の比較調査を行い、今日での使用を考慮した復元試作を終了した。現在は職人各々が自作して使用しているため貴重な調査となった。(3)職人各々が自作して使用している装飾彫刻の特殊刃物についても、今日の使用を考慮した復原試作を行った。(4)サスティナブルデザインの具体的可能性については、東京の先進的家具メーカーの協力を得、「神戸家具」の伝統技術を用いながら今日のライフスタイルを考慮した第1次試作を共同で行った。

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Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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