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2009 Fiscal Year Annual Research Report

パトリック・ゲデスの都市論における女性の生活像

Research Project

Project/Area Number 19560657
Research InstitutionMukogawa Women's University Junior College Division

Principal Investigator

黒田 智子  Mukogawa Women's University Junior College Division, 生活造形学科, 准教授 (10223968)

Keywords有機的都市論 / 都市の生命 / Masque of Learning / Outlook Tower / 戯曲 / Patrick Geddes / 精神性 / 詩
Research Abstract

調査・見学:P.ゲデスが企画した都市計画博覧会(1914)とその活動に促進されたといわれる都市企画局設立の過程について調査予定であったが、目的とする資料がNational Museumになかった。そこで予定を変更し、City Hallで関連資料を収集。また、ゲデスのOutlook Towerに影響を受けたと考えられるDublin Castleの博物館としての再生とそれに伴う周辺地域の再開発について調査・見学。さらに、ゲデスの戯曲:Masque of Ancient Learning(1912)の内容に影響を与えたと思われるHill of Taraの見学をおこなう。
分析:生活と環境が有機的により良い関係を持続することが、都市が生命を持つことであると定義づけたゲデスの生命観は、精神性に及ぶ点に特徴がある。その精神性は、歴史・文学・宗教などを横断するものである。ゲデスは、都市計画家であり、生物学者であると同時に、詩人でもあった。ゲデスの詩人としての感覚や文学的素養が、彼が組織したMasque of Learningの活動に、1.戯曲の内容、2.戯曲の創作過程3.参加者のネットワークづくり、4.参加者による上演方法5.上演の場所・環境に欠かせなかったことを、収集資料(2009年度を含む)をもとに分析。また、それぞれの局面において、女性がどのように関わっていたかを、主として、理想の女性像と、活動参加者としての女性に加え、都市問題における生活主体としての女性の3点から考察を進める。

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Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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