2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19560696
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Research Institution | Utsunomiya University |
Principal Investigator |
高山 善匡 Utsunomiya University, 工学部, 准教授 (60163325)
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Keywords | 摩擦攪拌接合 / アルミニウム / 箔 / 接合速度 / 高速回転 |
Research Abstract |
本研究では、次世代輸送機器用構造材として、室温および高温における塑性加工性を付与したアルミニウム合金ハニカム構造体を作製し、軽量高剛性のみならず二次加工可能な構造材を開発することを目的とする。さらに、このハニカム構造材のコア材およびコア材/表面材間接合にFSWを適用し、その条件の最適化を行う。また、作製したハニカム材の特性を評価する。 平成19年度は、箔用FSW装置の作製を行った。箔用FSW装置は、構造用フレーム、高速モーター、駆動装置ユニットおよびXおよびY方向の位置決め装置よりなる。構造用フレームに高速モーターを固定し、被接合材は位置決め装置に取り付けた材料支持台に固定する。この際、位置決め装置により、ビード間隔(Y)と接合速度(X)を制御できるように設計した。また、ツール押し込み方向(垂直方向Z)を10μmの精度で設定できるようにした。これにより、最適なFSW条件を精度よく探索できると考えられる。材料は、工業的に最も頻繁に使用されている箔厚約100μmの5052A1箔を用いた。FSWは、箔を2枚重ね、押し込み量約100μmとして良好に接合できることが確認された。
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