2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19560708
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Research Institution | Chiba Institute of Technology |
Principal Investigator |
齋藤 哲治 Chiba Institute of Technology, 工学部, 教授 (10296311)
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Keywords | 磁性 / 有機物 |
Research Abstract |
本研究では新しい磁性材料として金属よりも軽量で耐食性が優れている炭素などの有機材料に注目した。これらの有機材料は磁性材料として注目されていないが、もし有機材料の磁気特性を付与した有機磁性材料として開発できれば、有機材料である特徴を生かし、素晴らしい磁性材料になるのではないかと思われる。昨年度から、有機磁性材料としてダイアモンドライクカーボン(DLC)に注目し、高周波プラズマCVD装置でダイアモンドライクカーボン(DLC)の作製して、その磁気特性を調べたところ、磁性を示すダイアモンドライクカーボン(DLC)の磁気特性は含有水素量により大きく変化することがわかってきた。それらの結果をまとめて平成21年度電気学会基礎・材料・共通部門大会で「DLCの構造と磁気特性」というタイトルで発表した。また、さらに詳細な磁気特性の評価として電子スピン解析(ESR)を行い、またDLCの水素量の定量を弾性反跳散乱分析(ERDA)などで行うことにより、DLCの含有水素量の定量と磁気特性の関係について調べ、その成果を"Relationship between hydrogen content and magnetic properties of diamonlike carbon produced by the rf plasma-enhanced chemical vapor deposition method"という論文にまとめ、Journal of Applied Physicsに投稿した。
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Research Products
(2 results)