2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19560808
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Research Institution | National Maritime Research Institute |
Principal Investigator |
吉田 宏一郎 National Maritime Research Institute, 海洋部門, 客員研究員 (90010694)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡辺 喜保 東海大学, 海洋学部, 教授 (20384935)
星野 邦弘 独立行政法人海上技術安全研究所, 海洋部門, 主任研究員 (40399514)
鈴木 英之 東京大学, 工学系研究科, 教授 (00196859)
田中 義照 独立行政法人海上技術安全研究所, 構造・材料部門, グループ長 (40373419)
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Keywords | 大型浮体 / 洋上接合 / 機械継手 / 充填材 / 剛性 / 強度 / 模型実験 / 設計法 |
Research Abstract |
1.予加振された継手を装着した桁模型の剛性機械継手の空隙に充填された粒状体群の賦存状態に影響を与える可能性のある、予加振を加えるために加振器を設計、製作した。この加振器は想定実機に対しスケール1:30の継手模型に対応している。変位は上下一方向、パラメタとする振幅、周波数は、加振器のメカニズムに基づく制約条件に、相似則を考慮した運動特性を加味して決定した。上記の加振器により、変位振幅と周波数をパラメタとして予加振を加えた継手模型を長さの中央に組み込み、パラメタ毎に桁模型を組み上げ、軸荷重を0〜引張最高荷重〜0〜圧縮最高荷重〜0を1サイクルとして3サイクルづつ加えた。主要計測項目は継手構造部分の伸縮変位、内部ブロックの部材軸方向歪である。計測された実験データの解析、考察は、まだ終了していないが、これまでの整理結果から、空隙への充填材の充填率が十分であっても、予加振のパラメタ条件によって、伸縮データに基づく軸剛性が約1/2に低下する場合がある一方、軸剛性が維持されるパラメタ条件もあった。軸歪の挙動には、全てのケースに着いて殆ど影響が見られなかった。これらの解釈と、結果の設計との関係(パラメタの適性を含む)に関しては引き続き検討する。 2.充填材の移動の光学的計測継手模型の空隙部に充填された粒状体の移動を、シリコンオイルによる可視化、およびレーザーと高感度撮影により光学的に計測した。目下、データ解析中であり、結果は充填材の安定度の評価に貴重な情報を与える。
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Research Products
(1 results)