2009 Fiscal Year Annual Research Report
環境負荷低減化を可能にする破断面制御爆破工法に関する研究
Project/Area Number |
19560815
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Research Institution | Yatsushiro National College of Technology |
Principal Investigator |
中村 裕一 熊本高等専門学校, 建築社会デザイン工学科, 教授 (00112392)
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Keywords | 爆破工法 / 簡易装薬ホルダー / 亀裂制御 / 環境負荷低減 / 破砕音測定 |
Research Abstract |
(1)破断面制御のための簡易装薬ホルダーを使用する方法の有効性の検証 柱状部材とスラブ(板状)部材を作製して、モデル実験を行い、提案法の有効性を明らかにした。 (2)実規模スケールコンクリート試験体を使用した破断面制御爆破工法の有効性の実証実験 2×1.5×1mの試験体に考案した簡易装薬ホルダーを装着した破断面制御のための実証実験を行い、その有効性を明らかにした。 (2)デカップリング装薬による爆破時の衝撃音の低減化とその定量的評価 提案法は、装薬量の低減化と、装薬時の体積デカップリングを大きくすることが可能となり、爆破時の衝撃音が低減化出来ることを明らかにした。柱状部材における破砕音低減化のための方法を示し、その低減化の効果を定量的に示した。また、空隙に水を充填することによって、破砕音が低減化されることを示した。 (3)装薬に爆薬を使用しない爆破のためのエネルギー発生法の開発 爆源の非爆薬化を目的に、具体的には、衝撃放電装置(本高専村山研究室が開発)を使用して、水中衝撃圧発生法を使用した破断面制御破砕工法のモデル実験を行い、本方法の有効性を検証した。 (4)研究推進のための調査、打ち合わせ及び研究成果発表 国内外の研究者と打ち合わせ・協議を行うとともに、学会等で研究成果の発表を行った。
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Research Products
(4 results)