2007 Fiscal Year Annual Research Report
被子植物の葉の形熊形成にかかわるANGUSTIFOLIA遣伝子の機能進化
Project/Area Number |
19570060
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
高野 博嘉 Kumamoto University, バイオエレクトリクス研究センター, 教授 (70242104)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
塚谷 裕一 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (90260512)
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Keywords | 植物 / 遺伝子 / 進化 / 発生・分化 / 形態形成 |
Research Abstract |
本年度の研究は以下の2点から進めた。 1.コケ植物におけるAN遺伝子の解析 シロイヌナズナにおいて発見されたANGUSTIFOLIA遺伝子(AN)は、葉における細胞の横方向への伸張を制御することで、葉の形態に関与している。ゲノム配列が決定したヒメツリガネゴケのデータベースを用い、ヒメツリガネゴケゲノム中に4つのAN遺伝子を見いだしている。4種類の内の2種はシロイヌナズナのANと同定のタンパク質をコードする遺伝子(PpAN1-1および1-2)である一方、他の2種は植物のANに特有で動物のCtBPには見られないC末端領域を欠くタンパク質をコードしている(PpAN2-1および2-2)と予測された。本年度は遺伝子破壊が可能なヒメツリガネゴケの特性を活かし、これらの遺伝子の遺伝子破壊ラインの作出を進めた。現在までに4つの遺伝子の単一遺伝子破壊ラインおよび、PpAN1-1/1-2二重遺伝子破壊ラインを作出しているが、今のところ野生型のヒメツリガネゴケと異なる形態変化は見いだされていない。 2.裸子植物におけるAN遺伝子の解析 カラマツからも既にAN遺伝子の単離を行っている。このカラマツAN遺伝子によって、シロイヌナズナan変異体の形質が回復するのかについて、解析を進めた。その結果、カラマツANはシロイヌナズナのan-1変異体の形質をほぼ完全に相補することがわかった。
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Research Products
(3 results)