2007 Fiscal Year Annual Research Report
アレルギー発症に関わるサイトカイン受容体の活性化機構の解明
Project/Area Number |
19570114
|
Research Institution | Japan Atomic Energy Agency |
Principal Investigator |
玉田 太郎 Japan Atomic Energy Agency, 量子ビーム応用研究部門, 研究副主幹 (50391248)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
本庄 栄二郎 独立行政法人日本原子力研究開発機構, 研究職 (50414595)
|
Keywords | インターロイキン13 / 受容体活性化機構 / 相互作用解析 |
Research Abstract |
インターロイキン13(IL-13)は種々のアレルギー疾患、特に気道過敏性充進や粘液産生といった気管支喘息の病態形成に重要な役割を果たしているサイトカインであることから、1:L-13やその受容体は創薬の標的として注目されている。本申請研究は、リガンドであるヒトIL-13とその受容体であるヒトIL-13Rα1(細胞外領域)およびヒトIL-4Rα(細胞外領域)との活性状態における相互作用様式を決定すると共に、活性状態のリガンドー受容体複合体の立体構造を明らかにし、研究協力者の有する生化学的知見を統合して、ヒトI 平成19年度前半はIL-13、IL-13Rα1及びIL-4Rαの大量調製を実施し、IL-13とIL-4Rαは約10mg、IL-13Rα1は約30mgの試料を取得した。平成19年度後半は各試料を用いてNative-PAGE、ゲルろ過および表面プラズモン共鳴測定法による相互作用解析により、IL-13とIL-13Rα1およびIL-4Rαがいかなる活性化複合体を形成しているかをその結合力と共に確認した。その結果、結合比はおそらく1:1:1で、IL-13Rαの存在下でIL-13のIL-13Rα1及への親和性が増大す 平成19年度の研究成果は、研究発表欄に記載のとおり1件学会発表済みで、雑誌論文についても1件受理済みで現在印刷中である
|