2007 Fiscal Year Annual Research Report
有顎脊椎動物生体防御の要、主要組織適合遺伝子複合体(MHC)分子の分子進化の解明
Project/Area Number |
19570223
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Research Institution | Fujita Health University |
Principal Investigator |
橋本 敬一郎 Fujita Health University, 総合医科学研究所, 教授 (70192268)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
DIJKSTRA J・M 藤田保健衛生大学, 総合医科学研究所, 助教 (10387681)
山口 央輝 藤田保健衛生大学, 総合医科学研究所, 助教 (70319250)
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Keywords | 進化 / 遺伝子 / ゲノム / 生体分子 / 免疫学 |
Research Abstract |
魚類は、主要組織適合遺伝子複合体(MHC)分子研究上、動物系統発生的に鍵となる位置を占めている。現在、魚類(軟骨魚類及び硬骨魚類)より新規MHC関連遺伝子を明らかにし、遺伝子構造解析等を実施する研究計画が進行中である。明らかにされる新規MHC関連分子の配列情報の詳細な解析により、MHC分子群の分子進化の理解を進展させることを目指している。種々のデータベース解析と、実際にゲノムDNAまたはcDNAを用いたPCR実験法を組み合わせて、候補遺伝子断片の解明を行なっている。これまでの知見及び新たなデータベース解析により得られた知見に基づき、実験に使用する多種類のプライマーの設計及び合成を行なった。PCR実験の基質としては、サメ等の軟骨魚類、ニジマス等の硬骨魚類のDNA及びcDNAを使用した。PCR増幅反応により得られた遺伝子断片の部分配列の解析が現在進行中である。有望な候補遺伝子については遺伝子全体の配列を明らかにする予定である。また重要と考えられる遺伝子については、種々の組織、細胞のmRNAを用いRT-PCRにより発現状況の解析を行なう。さらに、エキソン/イントロン構造を解析し、完全な遺伝子配列を明らかにする。これまでに得られた部分的な遺伝子情報に基づき、既知のMHC分子群構成メンバー等との配列比較解析を進めている。遺伝子産物のアミノ酸配列の整列を行ない、新規MHC関連分子のMHC分子群中での分子進化的位置づけの解析を予定している。
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Research Products
(3 results)