2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19570233
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Research Institution | Ishikawa Prefectural Nursing University |
Principal Investigator |
小林 宏光 Ishikawa Prefectural Nursing University, 看護学部, 准教授 (20225535)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
武山 雅志 石川県立看護大学, 看護学部, 准教授 (50381695)
垣花 渉 石川県立看護大学, 看護学部, 准教授 (60298180)
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Keywords | 心拍変動 / 性格特性 / 自律神経 / 個人差 / 個人間変動 / 個人内変動 / 周波数分析 / HRV |
Research Abstract |
計算課題などの心理的ストレスを付加した場合に心拍変動が変化することは,これまでに多くの研究で報告されてきている。このような場合に個人間変動と個人内変動はどのような特性を示すか?またこの反応の個人間差に性格特性が関係するか?これらの疑問を明らかにすることが本研究計画の目的である。 当初の研究計画通り,20年度末に20-50歳代の男性被験者80名を対象とし実験を行い,被験者の安静中および計算課題遂行中の心拍変動を測定した。また被験者の性格特性の検査としてNEO-FFI性格検査を行った。NEO-FFIはNEO-PI-Rの簡易版であり,5つの主要な性格特性(いわゆるBig5)を測定するものである。多少の欠測値はあったものの,70名以上の被験者から有効なデータが得られた。測定繰り返しは両条件で1人あたり4回行っている。 これらの性格特性とHRV指標について重回帰分析を行い,各性格特性のHRVに対する寄与率を定量的に求めるのが本課題の目標である。本年度は得られたデータの解析を進め,学会発表や論文投稿につなげる計画である。
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